今日ご紹介するロゴはWEB業界ではおなじみのSSLサーバ証明書の発行で有名なグローバルサインのロゴマークです。
単純なフォルムながら非常に印象的なロゴマークです。このロゴマークは、“グローバル・アイ”と呼ばれているそうです。「きちんと見守っている」という意味で「目」がモチーフになっています。さらに青色の球体が地球を意味し、社名の一部である「グローバル」を表しています。提供しているサービスという点から見ると、特徴がとてもうまく表現されているロゴですね。
目玉の親父が監視?グローバルサインのロゴマーク
2013年9月14日イー・モバイル ロゴマークの由来
2013年9月13日本日はイー・モバイルのロゴマークの由来です。
まず色は、コーポレートカラーに「赤」を採用し、ロゴマークにも赤色を採用しました。これには、新たなモバイルの世界における無限の可能性や、挑戦の力強さ、それにかける情熱・エネルギーが表現されているそうです。
そして形は、イー・モバイルの頭文字、E・Mなのですが、これは、90度回転させればEにもMにも見えるようにしています。これには、「これまでの常識を覆し、新たな見方で可能性にチャレンジしていく」という意味が込められているそうです。
また、「常に人間の感性を刺激する斬新さを実現しつつも、人間の使い心地を最も大事に考えたい」という思いを、直角と円が共存するデザインで表現しています。
このように、頭文字を使ったロゴでも、形を工夫することで、いろんな思いを込めることが出来ます。
ロゴ作成のコツ ーまずはコンセプトが大切ー
2013年9月12日ロゴを作成するうえで知って欲しいポイントをご紹介します。
まず、ロゴを作成するうえで大事なことはコンセプトです。いわゆるロゴの意味、うんちくの部分です。なぜこのロゴはこのデザインなのか。このフォルムなのか。この色なのか。人に聞かれて「弊社のロゴはこういう意味があってこのデザインなんです」と説明できるロゴを作っていかなければなりません。なぜなら、ロゴは企業のアイデンティティーをビジュアル化したものだからです。ロゴの由来が面白かったり、なるほどと納得できたりする。それでけで企業イメージも大きく変わってきます。
ではいかにロゴのコンセプトを作っていくのか?
その答えは、いろいろあります。企業理念や経営ビジョン。起業・創業の動機。社名の由来。創業者の趣味思考。座右の銘…
答えは企業によって様々。だたし、ここを決めないと強いロゴは生まれません。
例えばソフトバンクのブランドロゴは坂本龍馬が率いた海援隊の旗印がモチーフです。これは孫正義氏が起業にあたって抱いた志と坂本龍馬の海援隊の志がリンクしています。21世紀の海援隊旗。この由来を聞いただけでも、情熱が伝わってきます。
いかにデザイン的に優れていてもこのコンセプトが曖昧だったり、無かったりするロゴは意味がありません。ロゴデザインの良い悪いは、このコンセプトをいかに上手くデザインに落とし込んでいるかだと、言えます。
自社のロゴを作成する際に、一度自社について見つめ直してください。キーワードを見つけてください。そのキーワードを軸にロゴをデザインすればきっと強いロゴが作れます。ただカッコいい、キレイではなく、そこに企業や経営者の想いを詰め込んだロゴを作成しましょう!
今治タオルプロジェクト
2013年9月11日
今日ご紹介するロゴは愛媛県の今治タオルのブランドロゴです。
どことなく花札をイメージさせる縦長のフォルム。赤と青のシンプルな色で構成されたロゴは、赤色の部分が太陽で、下の青色の部分が海をイメージしています。太陽と海の比率も心地いい。さらにフォントがかわいい。マーク部分に比べるとフォントは柔らかいフォルムをしています。このあたりマークとフォントのバランスも優れています。
じつはころのロゴを見るまで今治がタオルの生産地という知識はありませんでした。おそらく「今治=タオル」という認知度をあげたのは、このロゴマークの影響がかなり大きいのでは。
個人的にもシンプルで洗練されていて好きなロゴのひとつです。ちなみにデザイナーは佐藤可士和氏です。
アステラス製薬 ロゴマークの由来
2013年9月10日続いて「アステラス製薬」ロゴマークの由来です。
このロゴマークの星の形は、未来へと進む、美しく輝く星を表しており、名前は“フライング・スター”というそうです。
最先端の科学技術と斬新なインサイトで、人々に希望をもたらし、新時代を照らしてゆくという思いを大胆に表現したデザインだそうです。
ロゴに込めた思いはもちろん、星形も普通の星形と違う絶妙な形で、素敵ですね。
アステラス製薬 名前の由来
2013年9月10日本日は「アステラス製薬」名前の由来です。
「アステラス」は、ラテン語の「stella」と、ギリシャ語の「aster」と、英語の「stellar」という、<星>を意味する言葉によって、「aspired stars<大志の星>」、「advanced stars<先進の星>」を表現したものだそうです。
また、日本語の「明日(を)照らす」にもかけられているそうです。
外国語と日本語が見事に融合された素敵なネーミングですよね。
国立西洋美術館の鋭角
2013年9月10日
今日ご紹介するのは東京の上野公園内にある国立西洋美術館のロゴマークです。
鋭角な印象のロゴマークですが、ここにも理由があります。国立西洋美術館(National Museum of Western Art)の英文名の頭文字「N」「M」「W」「A」のすべてに、鋭角が含まれているから、この鋭角をシンボルにしたそうです。改めて見てみると、ロゴの中に頭文字が収まっています。鋭角な波形のマークをみて、なんだろう?と思わせる。そしてそこにはきちんと答えがある。その面白さを人に伝えたくなる。素敵なロゴです。
参考文献:「ロゴデザインのアイデア」
五輪マークの意味
2013年9月8日
めでたく東京が2020年夏季五輪の開催都市に決定したので、今日ご紹介するマークもそれにちなんだものにしました。
で、今日ご紹介するのはオリンピックのシンボルマークの五輪マークです。このマークを考案したのはピエール・ド・クーベルタンという方です。フランス人で近代オリンピックの創立者といわれている人です。彼が古代オリンピックの開催地の一つであるデルフォイの祭壇にあった五輪の紋章に着想を得て製作したものが、この五輪マークなのです。
五輪の輪は、左から青、黄、黒、緑、赤の五色でなりたち、それが五大陸(ヨーロッパ、アジア、アフリカ、オーストラリア、アメリカ)を表現しています。ただ、どの色がどの大陸を表しているということは決まっていません。また、この五色と白色を使えばほとんどの国の国旗を描くことが出来るとも言われています。
twitterと青い鳥と黄金比
2013年9月7日
今日ご紹介するロゴはtwitterのロゴマークです。
twitterの意味が小鳥のさえずりということで、青い鳥がロゴに使われています。このロゴマーク以前のものからリニューアルされ、かなりスタイリッシュなロゴになりました。新しいtwitterのロゴですが、その特徴はフォルムです。同じ曲線を使って描かれています。
ロゴマークのフォルムのすべての要素が円の大小に沿って描かれているのです。この大小の円の比率がスタイリッシュな秘密です。このそれぞれの円の比率ですが、1:1.6という比率になっています。この1:1.6という比率が黄金比と呼ばれるもので、この比率をもとにデザインすれば視覚的に心地よいとされています。ちなみにアップルのロゴも黄金比で構成されています。
GOPANのネーミングの強さについて
2013年9月6日
前回ご紹介したGOPANですが、今回はそのネーミングの素晴らしさについて考えてみます。「GOPAN」というネーミング、ごはんとパンを組み合わせたものなのですが、ごはんからパンを作るという特徴をズバリ表しています。また「GOPAN=GO+PAN」でPANにGOとも読めます。このようにネーミングで機能、特徴がわかる、この部分はとても重要です。
さらにネーミングで重要なのは響きです。発音したとき、耳にしたときの違いがヒットを左右する。よく言われるのは、
- ・母音のAの音から始まる
- ・濁音か破裂音が入る
- ・最後はN(ん)で終わる
というネーミングがヒットするうえで大切な要因だそうです。
この点、「GOPAN」は濁音が入っているのと最後がN(ん)で終わっているという条件を満たしています。この響きの良さが口コミの拡大を加速させる原因になったのではないでしょうか。人に伝えるとき、言いやすい商品やサービス名の方が断然いいということですね。