今日ご紹介するロゴはグルメ・レストランのクチコミサイト「食べログ」のロゴマークです。
お箸とそれを持つ手がモチーフのユニークなロゴです。お箸を持つ手。そして「食べログ」という「食」という文字。このロゴを見ればグルメに関するサイトなのだとすぐにわかります。直感的に何のサービスなのかを伝えるというロゴの役割をきちんと果たしたデザインではないでしょうか。ちなみに以前の「食べログ」のロゴは「tabelog.com」という英語表記の「a」をつまんでいました。
また、「食べログ」の文字の大きさやベースラインが揃っていないのにも理由があり、食べログの自由な空気感を表現しているとのこと。自由に感想を言い合い、みんなの意見が集まる場所。それがフォントのフォルムで表現されています。
自由な空気感を伝える食べログのロゴ
2013年10月28日初心に戻る鶴丸
2013年10月26日レイモンド・ローウィ氏と不二家
2013年10月24日
今日ご紹介するロゴはペコちゃんで有名な不二家のロゴマークです。
このマーク、FUJIYAの頭文字「F」がモチーフになっています。さらに、この「F」には「Familiar(親しみやすい)」、「Flower(花)」、「Fantasy(夢)」、「Fresh(新鮮な)」、「Fancy(高級な、かわいらしい)」という5つの意味が込められています。この「F」の文字の先っぽに花があしらわれているのですが、これがなんともかわいい。このロゴのポイントになっています。左側のくるっと円を描く軌道もかわいい。
少しレトロな印象もあるロゴマークですが、1961年に世界的に有名な20世紀を代表する産業デザイナーのレイモンド・ローウィ氏が制作したものです。「口紅から機関車まで」と言われるように幅広いジャンルで活躍されたローウィ氏ですが、日本でも活躍していたんですね。
「参」という文字と表参道ヒルズのロゴ
2013年10月22日
今日ご紹介するロゴは表参道ヒルズのロゴマークです。
表参道の「参」という漢字がモチーフになったロゴです。人々が集い様々な文化が生み出されてきた表参道を象徴して「参」という文字を用いているとのこと。さらに「参」という文字のデザインですが、明治神宮の大鳥居とそれにつながる参道を表しています。また、表参道ヒルズの象徴でもある“スパイラルスロープ”も表現されています。確かに「参」の下の部分がスパイラルしています。「参」という文字を再構築し、洗練されたデザインに仕上げ、尚かつ意味もキチンと落とし込んでいるところは素晴らしいと思います。
「参」という文字を囲む円は、表参道の頭文字「O」を表すとともに、日本の文化のひとつ、判子をも模しています。
このように様々な要素が落とし込まれている表参道ヒルズのロゴ。外国の方も多く観光にくる表参道という場所を考えればこの日本的なロゴは、世界に向けても発信する力のあるデザインではないでしょうか。
ちなみにデザインされたのは、タイクーングラフィックスです。
岡山県振興財団の「おかやま産業情報」の10・11月号に「みんロゴ」が掲載されました。
2013年10月21日「世界のKitchenから」と世界のお母さん
2013年10月20日
今日ご紹介するロゴはキリンビバレッジのヒット商品「世界のKitchenから」のロゴマークです。
「世界のKitchenから」という面白いネーミングですが、これは「お母さん」というコンセプトワードから生まれたネーミングだそうです。キッチンに立つお母さんは単においしい料理を作るだけではなく、家族の健康、しあわせのために料理をつくっている。そんな世界のお母さんたちの思いを伝えるような商品を開発する。その想いが「世界のKitchenから」というネーミングに表れています。ロゴは世界を表す地球儀をバックに、女性的なフォルムですが、品のある書体のブランド名が描かれています。キッチンをKitchenと表記するところもユニークですね。
この「世界のKitchenから」シリーズのパッケージデザインですが、商品やそこに描かれているイラストなどから、手作り感が感じられます。その点もキッチンに立つ「お母さん」という素朴なイメージが浮かんできて、とても素敵なパーケージです。
門をモチーフにしたザ・ゲートホテル雷門のロゴ
2013年10月17日JAのロゴと農協のロゴ
2013年10月16日赤と青とエーザイ
2013年10月15日
今日ご紹介するロゴは日本の医薬品メーカーのエーザイのロゴマークです。
赤と青色の2色の楕円の中に「Eisai」の文字。この赤色は動脈を、青色は静脈を。そして中心の心臓が動き続けている、この動きを保ち続けること。健康を保ち、生命を続けさせることがエーザイという企業の使命ということを、このロゴで表しています。
ちなみにエーザイの英語表記が「Eizai」でなく「Eisai」なのは、医学の本家ドイツでは「sa」は「サ」ではなく「ザ」と読むということと、見た目が「zai」よりも「sai」の方がキレイということがあるようです。また「Z」は終わりを意味するということも変えた理由とのこと。確かに終わりというのは、医学にとっていい感じはしませんね。