今日ご紹介するロゴは昭和シェル石油のロゴマークです。
赤色と黄色のビビットカラーで貝が描かれているのが印象的なロゴです。コンビニやガソリンスタンドなどは遠くからでもすぐわかるロゴである必要がありますが、その点、昭和シェルの赤と黄色の組み合わせはインパクトがあり、遠くからでもマークとして機能しているロゴだといえます。
もともとはムール貝がモチーフとなっていて比較的地味な印象のロゴでした。それが1904年にムール貝がホタテになり、1971年にはデザインを一新して現在のロゴの原型といえるものになりました。
で、なぜモチーフが貝なのかというと、シェル石油の始まりは貝殻細工の製造販売だったのです。その成功をもとに輸出入事業、さらには石油事業にに参入したのです。その頃の原点を忘れないためにもロゴマークに貝を使用していると。さらに面白いのは、昭和シェル石油という企業は、オランダのロイヤル・ダッチ・シェルのグループ企業なのです。そのグループの創業者、マーカス・サミュエル氏が来日した際、横浜の三浦海岸で見つけた貝に感銘を受け、貝殻細工の製造販売を始めたのです。なんだか不思議な縁を感じませんか?
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