今日ご紹介するロゴマークはGODIVAです。チョコレートといったらGODIVAというぐらい有名なブランドですね。皆さんも一度はこのチョコレートを口にしたことがあると思います。実はこのGODIVAのロゴマークにも面白い物語が隠されています。
GODIVAのロゴマークには馬に跨った裸婦が描かれています。この女性、11世紀の英国の伯爵夫人レディ・ゴディバといいます。ゴディバの夫は、領民に対し重税を課していました。それに対し、心優しいゴディバ夫人は減税するよう何度も夫にお願いしました。が、夫は聞く耳を持たず、しつこい妻へ難題をだします。
「もしおまえが一糸まとわぬ姿で馬に乗り、町中を廻れたなら、お前の願いを叶えよう」
翌朝、夫人は長い髪で体を覆い馬に乗って街中を回ったのです。領民たちはそんな彼女の姿を見ないように、窓を閉ざし敬意を表しました。そして伯爵は約束を守り、ついに税は引き下げられました。
レディ・ゴディバの行動に感銘を受けたGODIVAの創始者ジョセフ・ドラップスと妻ガブリエルは、彼女の名前を社名にし、ロゴをつくりました。それがおなじみのGODIVAのマークなのです。