今日ご紹介するロゴは日本の医薬品メーカーのエーザイのロゴマークです。
赤と青色の2色の楕円の中に「Eisai」の文字。この赤色は動脈を、青色は静脈を。そして中心の心臓が動き続けている、この動きを保ち続けること。健康を保ち、生命を続けさせることがエーザイという企業の使命ということを、このロゴで表しています。
ちなみにエーザイの英語表記が「Eizai」でなく「Eisai」なのは、医学の本家ドイツでは「sa」は「サ」ではなく「ザ」と読むということと、見た目が「zai」よりも「sai」の方がキレイということがあるようです。また「Z」は終わりを意味するということも変えた理由とのこと。確かに終わりというのは、医学にとっていい感じはしませんね。
2013年10月 のアーカイブ
赤と青とエーザイ
2013年10月15日 火曜日日本の伝統的な美意識に基づいた東京スカイツリーのロゴ
2013年10月14日 月曜日博報堂のロゴから伝わる想い
2013年10月13日 日曜日
今日ご紹介するロゴは大手広告代理店である博報堂のロゴマークです。
ロゴですが、実にシンプル。二つの赤い四角が縦に並んでいるのみ。ただ、ここにもいろいろとうんちくがあります。この縦に並んだ二つの四角、これは「:」(コロン)をモチーフにしたもの。「:」は関係性を表す記号で、「人:人」「企業:生活者」「生活者:メディア」などの出会いの間に立つのが博報堂という企業であると。
さらにこのロゴには秘密が…
実は二つの四角をよく見ると、なんと博報堂の頭文字「H」が隠されているのです。出会いの間に立ちながら、決して存在感を出し過ぎず、あくまで黒子としてサービスを提供していく。この演出からは、そんな想いが伝わってきます。
博報堂の想いの込もったロゴ。とても素晴らしいロゴのひとつです。
大阪ステーションシティのシンプルなロゴ
2013年10月13日 日曜日みんロゴが中国新聞で紹介されました。
2013年10月11日 金曜日開かれている場、堂島ホテル
2013年10月10日 木曜日北斎の稲妻がロゴマークに
2013年10月9日 水曜日トットリッチ ロゴ
2013年10月8日 火曜日オニヤンマと豊作のヤンマー
2013年10月7日 月曜日
今日ご紹介するロゴは発動機や農機、建機、小型船舶の製造・販売を行うヤンマーのロゴマークです。
ヤンマーの社名の由来であるトンボ(オニヤンマ)の羽をモチーフにしたロゴです。トンボは豊作の象徴でもあり、企業のイメージ(農機具の製造)とも合っています。また、このマーク、「YANMAR」の頭文字の「Y」も表しています。
これまでのヤンマーを刷新するような、洗練されたロゴマーク。ガンダムに出てきそうなマークで、素直にカッコいいです。このロゴのデザイナーはおなじみの佐藤可士和氏です。
三本線に円のミツカン
2013年10月4日 金曜日
今日ご紹介するロゴは「酢」で有名なミツカンのロゴマークです。
三本線の下に円が描かれた不思議な形のロゴと「mizkan」という英語表記で構成されています。まずマークですが、四代目中埜又左衛門(なかのまたざえもん)氏が考案されたロゴで、由来は中埜家の家紋からきています。三本線は酢の命でもある「味」「利き」「香り」を意味し、三本線の下に円をつけたのは「天下一円にあまねし」という易学上の理念を表しているとのこと。また、英語表記の「mizkan」ですが、「mitsukan」でないところがミソで、これは一目して「形」として認識できるようにと、「z」が使われているそうです。さすが、200年以上続く企業です。深いですね。