今日紹介するロゴは「富士山を世界遺産に」というキャッチコピーが有名なNPO法人の富士山を世界遺産にする国民会議、略して富士山会議のロゴです。富士山をモチーフにしていますが、その富士山の右下部分、パズルのピースが欠けています。世界遺産に登録されるにはいろいろなことが欠けていて、それをみんなの力で何とかしよう。欠けたピースを当てはめて、富士山のパズルを完成させよう。そんな意味が感じられる素敵なロゴです。
ちなみに現在は皆さんご存知の通り、2013年6月22日に富士山は世界遺産として登録されています。なのでロゴマークも変わりました。
どうです、今までの「富士山を世界遺産に」が「いつまでも富士山を世界遺産に」となっています。「いつまでも」が追加されてますね。これも面白い粋な演出です。
2013年8月 のアーカイブ
欠けたピースと世界遺産
2013年8月30日 金曜日苦境を変えたロゴマーク
2013年8月30日 金曜日このロゴマーク、どんな会社を表しているかご存知でしょうか?
誰もが知っている、お菓子メーカー創業当時(明治38年)のロゴです。
これは、1枚目のロゴがリニューアルされたときのロゴです。(昭和8年)
実はこの会社、1984年に起こった脅迫事件により、業績に大きな打撃を受けました。
そんな中、社内の意識・行動を変えて企業風土の刷新を図るためにも、新しいシンボルとなるロゴがほしいという機運が高まり、新たなロゴマークが誕生しました。
それが、このマークです。もう分かりましたよね?おなじみの「森永製菓」さんです。
1986年にいまのロゴの原型となったこのデザインが誕生しました。森永のMをかたどった力強い翼を持つエンゼルは天を仰いで微笑み、希望に満ちた未来を求め、事業領域を広げていこうとする企業姿勢を表しています。
そして、これが平成25年に誕生した新しいロゴマークです。
歴史の流れを感じますね。
ロゴマークの持つ力というのは、そこに携わる人たちを元気にしたり、新しい風を吹かせることも出来るのかもしれません。
いえ、出来ると信じています。森永製菓さんのように、苦境に負けない人たちを応援する形をお創りできるよう努めて参ります。
鳩とダブルハート
2013年8月29日 木曜日
今日ご紹介するロゴはピジョンのロゴマークです。お子さんのいる方にはおなじみの哺乳瓶で有名な企業ですね。
このピジョン(PIGEON)という社名ですが、実は「鳩」という意味でなのです。赤ちゃんの幸せを願い、平和で豊かな社会であってほしいと願う強い想いが、平和の象徴である「鳩」に込められ、それが社名となったわけです。
そしてロゴマークですが、ピジョンの「P」の中にハートというシンプルなものです。単に頭文字にハートを加えただけ?ではありません。「P」はハートを回転させた形。これは中にあるハートが赤ちゃんで、外のハートがお母さんを表しています。なるほど、ピジョンの「P」の部分は妊娠している女性のフォルムにも見えますね。ピジョンではこの2つのハートをダブルハートと。育児を対象とする企業にふさわしいロゴマークです。
司法書士オレンジ法務事務所様のロゴマーク
2013年8月29日 木曜日本日は弊社が手掛けさせて頂いた、司法書士オレンジ法務事務所様のロゴマークについてです。
オレンジ法務事務所様は、事務所を開業するにあたり、以下の思いをもっていらっしゃいました。
・司法書士の「真面目な」「こわそうな」イメージを無くして、気軽に相談してほしい。
・自身が野球好きなので、ブログで野球に関する記事もアップし、それを読んで親しみをもってほしい。
・相談内容が「債務整理」や「相続」などヘビーだが、相談者様に少しでも明るくなってほしい。
そんなおもいをカタチにしたのがこのロゴマークです。
いまこのロゴマークがホームページ、名刺、看板など、いろいろな媒体に使われていますが、おかげさまで非常に評判が良いようです。
「こないだ作ってくれたロゴマーク、評判良いよ!」という言葉を聞くたびに、スタッフ一同大変嬉しく思っております!
ロゴ制作の参考になるロゴまとめサイト10個
2013年8月28日 水曜日ロゴをデザインしていて行き詰まったときや何かしらインスピレーションが必要なときに参考になるサイトを集めてみました。海外サイトのみですが、海外ならではのロゴデザインもあり、なかなか面白いものですよ。
Logospire
Creattica
Logopond
LogoMoose
logogallery
LogoGala
Logo Of The Day
Logo Faves
Highest rated logo designs
Logoed
何だろう?と少し考えさせるくらいがいい。
2013年8月27日 火曜日
今日ご紹介するロゴは個人的にも好きな「国立科学博物館」のロゴマークです。
キャッチコピーは「想像力の入口」。それを踏まえロゴマークも作られています。入口というだけあって、アーチ型のロゴ。ただし、このロゴはいろいろな表情をもっています。恐竜の牙のようにも見えますし、何かの首飾りのようにも見える。花びらが広がっているようにも、炎が揺らめいているようにも見える。見る人によって様々なもの・ことを想像することができる。それがこのロゴの意図でもあります。
直感的に伝えたいことがわかるのも大切ですが、何だろう?と少し考えさせるロゴは人の心に残りやすい。やはりデザインにはフックがないとね。ちなみにこのロゴのデザイナーは佐藤卓氏。流石です。
ロゴ以外もご相談下さい!
2013年8月27日 火曜日ロゴを作ったら、次に必要なのは、名刺(ショップカード)やホームページですよね。
弊社はデザイン会社ですので、なんでもご相談下さい!
ロゴに合ったデザインで各種アイテムをお作り致します!
こちらは弊社が作らせて頂きました、司法書士オレンジ法務事務所様のホームページです。
事務所への相談者様や、同業の士業さんから、おかげさまで大変ご好評頂いております。
詳しくは下記リンクをご覧下さい♪
象とことわざ
2013年8月26日 月曜日
今日ご紹介するロゴは、ノートを取るように情報を蓄積することができるWEBサービス「Evernote(エバーノート)」です。まあ、便利です。なんでもかんでも情報を蓄積できるので。
で、ロゴですが、使っている人にはおなじみの象のマークです。では、なぜ象なのでしょうか?スタッフとのヒアリングの中で制作者の中に「永久」と「集合体」という2つのキーワードが浮かんだそうです。さらに、アメリカには“Elephants never forget. (象たちは決して忘れない)” ということわざがあります。そこから象というモチーフが生まれたのです。ことわざを知っている人なら、このロゴの象を観れば「永久」や「集合体」といったイメージがわくという訳です。ちなみに象の耳が折れてますが、これはドキュメントのページの耳を折るという意味が込められています。よく、ノートの端を折って印をつけたりする、あの行為ですね。これをビジュアル化していると。単に象だけではなく、もうひとつ意味を込める。ロゴを制作する上で大切なポイントですね。
ゴッドファーザーと操り人形
2013年8月25日 日曜日
20年振りぐらいに映画「ゴッドファーザー」をTUTAYAで借りて観たのですが、やはり何度観ても素晴らしい作品です。
ということで、今回ご紹介するロゴは当然、ゴッドファーザーです。映画ファンならおなじみのタイトルロゴですね。で、このタイトルの右上に描かれている手のマーク。操り人形を表しています。これは、どういう意味でしょうか?運命に操られ翻弄されるコルレオーネ一族を表しているともいえます。ただ操る糸がFATHERのみなので、やはり運命に操られているのはゴッドファーザーということでしょうか。数々の人を操っていたドンも、操られる側だったと。
またファミリーのルーツであるシチリアでは人形劇が象徴のひとつとなっています。そのあたりの意味も込められているのかもしれませんね。
今でも頭の中では何度も「ゴッドファーザー~愛のテーマ」が流れています。
シンプル。とにかくシンプル。
2013年8月24日 土曜日
今日ご紹介するロゴは沖縄県にある沖縄美ら海水族館です。
どうでしょうか、このシンプルさ。青い長方形のみ。
実はこのロゴ、水族館のシンボルがデザインされています。青い長方形のモチーフはこの水族館の売りでもある、ジンベイザメが3匹も泳いでいる世界最大級の水槽「黒潮の海」なのです。さらに長方形の縦横比はそこに使われている巨大なアクリルパネルの比率と同じ。水族館の特徴をストレートに表現するとこうなると。ほんとシンプルです。
デザインする過程で、普通ならこの長方形の中に何かを入れたくなりますが、余計なものは何も加えない。加えてしまえば、そこで答えが見えてしまう。「なんで青い長方形だけ?」見た人にそんな疑問を抱かせる。シンプルだからこそ、その奥にある意味を知りたくなる、そんなロゴです。
デザイナーの想いが伝わってくる素敵なロゴですね。