今日ご紹介するロゴはキリンビバレッジのヒット商品「世界のKitchenから」のロゴマークです。
「世界のKitchenから」という面白いネーミングですが、これは「お母さん」というコンセプトワードから生まれたネーミングだそうです。キッチンに立つお母さんは単においしい料理を作るだけではなく、家族の健康、しあわせのために料理をつくっている。そんな世界のお母さんたちの思いを伝えるような商品を開発する。その想いが「世界のKitchenから」というネーミングに表れています。ロゴは世界を表す地球儀をバックに、女性的なフォルムですが、品のある書体のブランド名が描かれています。キッチンをKitchenと表記するところもユニークですね。
この「世界のKitchenから」シリーズのパッケージデザインですが、商品やそこに描かれているイラストなどから、手作り感が感じられます。その点もキッチンに立つ「お母さん」という素朴なイメージが浮かんできて、とても素敵なパーケージです。
‘ロゴのうんちく’ カテゴリーのアーカイブ
「世界のKitchenから」と世界のお母さん
2013年10月20日 日曜日門をモチーフにしたザ・ゲートホテル雷門のロゴ
2013年10月17日 木曜日JAのロゴと農協のロゴ
2013年10月16日 水曜日赤と青とエーザイ
2013年10月15日 火曜日
今日ご紹介するロゴは日本の医薬品メーカーのエーザイのロゴマークです。
赤と青色の2色の楕円の中に「Eisai」の文字。この赤色は動脈を、青色は静脈を。そして中心の心臓が動き続けている、この動きを保ち続けること。健康を保ち、生命を続けさせることがエーザイという企業の使命ということを、このロゴで表しています。
ちなみにエーザイの英語表記が「Eizai」でなく「Eisai」なのは、医学の本家ドイツでは「sa」は「サ」ではなく「ザ」と読むということと、見た目が「zai」よりも「sai」の方がキレイということがあるようです。また「Z」は終わりを意味するということも変えた理由とのこと。確かに終わりというのは、医学にとっていい感じはしませんね。
日本の伝統的な美意識に基づいた東京スカイツリーのロゴ
2013年10月14日 月曜日博報堂のロゴから伝わる想い
2013年10月13日 日曜日
今日ご紹介するロゴは大手広告代理店である博報堂のロゴマークです。
ロゴですが、実にシンプル。二つの赤い四角が縦に並んでいるのみ。ただ、ここにもいろいろとうんちくがあります。この縦に並んだ二つの四角、これは「:」(コロン)をモチーフにしたもの。「:」は関係性を表す記号で、「人:人」「企業:生活者」「生活者:メディア」などの出会いの間に立つのが博報堂という企業であると。
さらにこのロゴには秘密が…
実は二つの四角をよく見ると、なんと博報堂の頭文字「H」が隠されているのです。出会いの間に立ちながら、決して存在感を出し過ぎず、あくまで黒子としてサービスを提供していく。この演出からは、そんな想いが伝わってきます。
博報堂の想いの込もったロゴ。とても素晴らしいロゴのひとつです。
大阪ステーションシティのシンプルなロゴ
2013年10月13日 日曜日開かれている場、堂島ホテル
2013年10月10日 木曜日北斎の稲妻がロゴマークに
2013年10月9日 水曜日オニヤンマと豊作のヤンマー
2013年10月7日 月曜日
今日ご紹介するロゴは発動機や農機、建機、小型船舶の製造・販売を行うヤンマーのロゴマークです。
ヤンマーの社名の由来であるトンボ(オニヤンマ)の羽をモチーフにしたロゴです。トンボは豊作の象徴でもあり、企業のイメージ(農機具の製造)とも合っています。また、このマーク、「YANMAR」の頭文字の「Y」も表しています。
これまでのヤンマーを刷新するような、洗練されたロゴマーク。ガンダムに出てきそうなマークで、素直にカッコいいです。このロゴのデザイナーはおなじみの佐藤可士和氏です。